これまで実際に導入されている蔵元の方々のご意見を参考に、もろみ工程の機能追加や改善を続け、酒母の品温計測も追加してきました。今回のバージョンアップでは、かねてより要望が高かった麹の工程への対応と、酒母の機能充実を実施いたします。
1. 麹の工程に対応(2019年5月予定)
麹専用センサーの開発
防水設計の品温センサーを新規開発しました。麹室の湿度は通常80%以上と高く、未防水の従来の品温センサーでは動作の保証ができませんでした。また、温度計を複数箇所に挿すことが多い製麹での運用のしやすさに配慮し、センサー1台で品温2ヶ所の測定を可能としました。

製麹データの一括管理
品温の変化が大きな麹の工程では、10分毎の短時間計測としました(酒母、もろみの工程は1時間毎)。他の工程と同じく、製麹データの一括管理や品温のアラート通知に対応します。
帳票印刷サポート
酒税法の記帳事項に対応した帳票印刷がおこなえます。
2. 酒母の工程に機能を追加(2019年5月予定)
帳票印刷サポート
従来の品温計測、記録に加え、酒税法の記帳事項に対応した帳票印刷が可能となります。
状ぼう写真の記録
スマホアプリ「もろみ日誌」で撮影した酒母の状態を、事績データとして記録できます。
3. 使用できる品温センサーの数を拡大(2019年7月予定)
同時使用できるセンサー数が30台まで拡大
従来、センサー数は最大15台までのサポートでしたが、パソコン側に装着するUSBアダプターのサポート数を2個とすることで、30台まで同時に接続できるようになります。
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