皆様あけましておめでとうございます。
このコロナ禍でも皆様力強く酒造りに邁進されていることと思います。
大変厳しい環境の中で、先の見えない苦しさと戦っておられる方が殆どではないかと存じます。
私自身も33年社長をしていますが、これ程衝撃的な社会現象はありませんでした。
これは大変な事が起こっていると、昨年2月25日から3月の18日までの3週間、
どうなるか、どうすべきかを真剣に集中して考えました。
得た結論は、
「覚悟するしかない。」
でした。
覚悟して当たらなければ、会社、お客さま、社員を守れないと考えました。
はじめは今回のコロナ禍は、その昔、英国が人為的に持ち込んだアヘン戦争と同じ様な影響を
及ぼすのではと考えました。自然のウイルスとの違いがありますが、結果として清国が滅んだ。
それと同じ様な結果を日本や世界にもたらすのではないかと。
これは大袈裟かもしれません。今までの社会と全く違った社会になるであろうと結論付けました。
経済的には、
国際的な物流、人の交流が大きく妨げられる。結果として貿易の縮小、景気減速。
人々のマインドは、
当初は閉塞感、無気力感。その後新しい価値観、今までと違った文化が出てくる、と思いました。
いま時点で私の考えは、
これまでの社会:Before Colonaは、260年続いた江戸文化の平和流れ。
これから社会:New Normalは、近代文明国家明治。
全く違った時代になると思っています。
2021年は幕末の入り口の年と捉えています。これから10年で世の中が大きく変わり、
その変化はAIによって更に加速されると予見しております。
間違いなく、新しい世の中では、従前のやり方・考え方では通用しなくなる。
リスクが高くてもチャレンジをしないといけないくらいの変化が目の前に来ていると思っております。
当社は酒造業界様でおおよそ半分の製造元でシステムをお使い頂いております。
絶対に当社は潰れてはいけない会社であると自負しております。
潰れない会社にするためには今までの実績にあぐらをかくことなく、チャレンジをしていきます。
本年は、皆様に様々なご提案をさせていただきたいと思っております。
全社員総力をあげてチャレンジしてまいります。ご期待ください。
2021年1月10日
株式会社ハートコンピューター
代表取締役社長 平井 正公